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こだわり行動がある子への対応 〜ASD(自閉症スペクトラム)の子のアプローチの方向性を考える〜

自閉症のこだわり行動

自閉症を抱える子には、

  • 時刻表をずっと読んでいる
  • 国旗をすべて暗記する
  • ミニカーを一列に並べる

など、特的のものに強い興味・関心を示す「こだわり行動」という症状があります。

 

「好きなものがあるのは良いけど、別のものにも興味をもって欲しいな〜」と思う親御さんも多く、別の遊びに誘ってみても、なかなか興味をもってくれないケースも多いです。

 

今回は、このような「こだわり行動」がある子に対するアプローチの紹介です。

 

基本的な考え

 

前提として「こだわりを取り上げる事はしない」と考えた方がいいです。

 

ミニカーで遊んでいる子からミニカーを取り上げて、「こっちでみんなとトランプをしよう!」と誘っても「嫌だ!」と拒否されるのは予想できます。また、こだわり行動を取り上げられた子が、強いストレスに晒され、パニックになったり、他害行動に走ったりするなど二次障害となり行動が悪化するケースもあります。

 

「こだわり行動」は、わがままでもなければ、誰かを困らせるためにしているわけでもありませんので、むしろ「好きなことに熱中できる個性」と考えて対応することが大切です。

 

好きなものは変化をする

 

考え方として、こだわり行動は「何かを過剰に好きな状態」だと認識すると考えやすいです。これは、好きなものに100%エネルギーを注いでしまう結果、他のものへの興味が減っている状態でもあるということです。

 

実際に、当事者会などで「こだわり行動」のある人に話を聞くと、大人になるまでに好きなものは、かなり変化している方は多いです。そして、好きなものは変化をするが「好きという気持ちは常に同じ量だけある」と言った表現をされます。

 

つまり、「好きなものに集中している」という状態は変わりませんが、支援者のアプローチによって「興味を広げる・変化させる」という事は可能です。そして、解決するべき課題は、

「興味の幅が狭いことで人間関係がうまく構築できないなどの二次的な問題が起きている」

という認識が重要です。

 

アプローチ方法

 

自閉症を抱える人の困難の多くは、社会性の困難による対人関係の問題から起こります。

そして、こだわり行動は解決するべき特性ではなく、むしろ「こだわり行動を使って対人関係を豊かにする」と考えることが有効になります。

 

 

例えば、様々な遊びや、多様な経験に触れて趣味が増えると、それを媒介にして友人関係を広げることが可能です。

電車が好きな小学生の男の子が、「鉄道研究会がある私立の男子校を受験する」などの話はよく聞きますが、趣味は対人関係において重要な武器になりますので、いかに活用していくかが大切です。

 

また、支援者の認識として知っておくと便利な事は「興味が『人』になることもある」ということです。

先ほど、「好きな事は変化していく」と書きましたが、その中には周囲の友達や大人など人に興味を持つようになり、コミュニケーション能力の改善につながったケースは意外と多いです。

 

よって、「興味関心の幅を広げて、『人』へ興味・こだわりを持つようにする」ということをアプローチの方向性としてもっておくと良いでしょう。

 

 

最後に

自閉症をはじめとした発達障害を抱える子は、その特徴的な行動がゆえに、周囲から浮いてしまったり、理解されずに過ごしてしまうことがあります。

 

よって、まずは彼らの特性を理解し、受け入れることが大事です。そして、その子にとって何が一番良いのかを探っていく活動こそが重要になります。

 

子ども一人ひとりにあった支援を共に考えていきましょう!

以上です(^ ^)

 

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