着席時の姿勢が悪い子どもへの4つの対応

姿勢が悪い子

子どもたちは、療育や授業など様々な場面で席につくことを求められます。

しかし、椅子にもたれかかったり、突っ伏してしまったり、片膝を立てたり・・・と、姿勢が悪いとつい「ちゃんと座りなさい!」と言いたくなります。

 

しかし、声をかけ一瞬よくなっても、すぐに元通り、姿勢が改善する様子は見られません。

 

一体どうアプローチすればいいのでしょう?

以下で4つの基本的なアプローチを紹介します(^ ^)

 

①椅子と机のサイズを確認する

 

机と椅子のサイズの確認は大切です。

子どもの体に対して大きすぎる、あるいは小さすぎて合わなければ、正しい姿勢は取りにくくなります。

 

道具など環境が原因で「できない」という子は多いので、はじめに確認しましょう。

 

②足裏が付いているか確認する

 

椅子のサイズを合わせる時に大切なことは「足裏がついているか」です。

サイズが合わなくて、爪先立ちになっていたり、宙ぶらりんの状態では、足裏が安定しません。

 

そして、足裏が不安定だと、体幹が中心から外れ、さらに外れた分を腕や上体でカバーしようとして崩れていく・・・という悪循環が起こります。

まずは、足裏がペタッとついているか確認しましょう。

 

また、ペタッとついているが足をプラプラ動かしてしまう子には、百均の青竹や足つぼを置いて、

「ここに足を置けばいいよ!」

と明確にすると、足が固定され姿勢が安定します。

 

③体幹を鍛える

 

体幹は姿勢の中心です。したがって体幹が弱い子は、下半身上半身共に崩れやすくなります。

よって、体幹を鍛える運動は大切です。

 

「体幹を鍛える」と聞くと、腹筋や背筋など筋力トレーニングを想像する人もいますが、体幹の直立性は、棒にぶら下がったり、何かに登ったり降りたりする時に鍛えられます。

これは、人間がまだ樹上生活をしていた頃に体幹の直立性を獲得したと言われるからです。

 

よって、鉄棒にぶら下がったり、木登り、ジャングルジム、アスレチックなどの運動をすることで、体幹を鍛えることができます。

 

もちろん、楽しく運動することが効果を最大化するので、楽しい雰囲気作りも重要です。

 

④平衡感覚遊び

 

体幹を鍛えていくと徐々に姿勢を取れるようになりますが、姿勢を一定時間キープすることが苦手な子は多いです。

これは体幹周辺の筋肉の調整がうまくいっていないからです。

 

人間は本来、体幹周りの筋肉を無意識に調整して、姿勢を保つ機能があります。

しかし、バランスをとる機能が十分に発達していないと、無意識に姿勢を保つことが難しくなり、結果的に姿勢が崩れてしまうのです。

 

そこで、バランス感覚(=平衡感覚)を使う運動を重ねることで、体幹の周りの周辺の筋肉を鍛えることができます。

例えば、平均台やアスレチック、ブランコなどは不安定な足場の上で遊ぶので、バランス感覚がよく鍛えられます。その他にも、しっぽとり、増え鬼などの遊びは、体のバランスを常時コントロールする必要があるのでとても良い運動です。

 

こうした運動経験を積み重ねることで、徐々に姿勢を保つ体の土台が発達していきます。

 

最後に

姿勢が悪いと、「だらしない」「やる気がない」とレッテルを貼られてしまうことがあります。しかし、子どもは本来どんなことにも全力で取り組む存在であり、「できない」ことには、必ず原因があります。

 

子どもがうまく説明できない困難を、支援者は読み取り、支えてあげることが重要です。

ぜひ、子どもの気持ちに寄り添える支援者を目指して、共に頑張りましょう(^ ^)

 

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