支援における「遊びの発達段階」を考える

遊びの発達段階とは?

発達支援において「遊び」は重要なテーマです。

「遊び」の中で、子どもたちは様々な力を身につけていきますので、今回は「遊びの発達段階」について紹介します(^ ^)

 

 

子どもは生まれてから発達段階に沿って遊びも成長していきます。

  • 1、愛着形成期(養育者と子どもで関わりながら遊ぶ段階)
  • 2、感覚遊び期(ガラガラ:聴覚、メリーゴーランド:視覚、たかいたかい:平衡感覚等の感覚刺激を楽しむ段階)
  • 3、模倣遊び期(養育者のモノマネをして遊ぶ段階)
  • 4、ごっこ遊び期(おままごと、お姫様ごっこ、ヒーロごっこなどを楽しむ段階)
  • 5、ルール遊び期(鬼遊び、双六、ボードゲームなどを楽しむ段階)
  • 6、自律期(相手に合わせて、自分は我慢をして遊ぶことができる段階)

子どもは1〜6まで概ね段階を追って遊びを変化させていきますが、発達に困難のある子は、年齢相応の段階よりかなり変化しているケースがあります。

 

例えば、中学生の支援級の子でも、段階的には「ごっこ遊び」という子もいますし、少し疲れると感覚遊びしかしなくなる子もいます。

また、遊びは、ごっこ遊びやルール遊びの段階にいくと、相手に合わせるという社会性を身につけるにも重要な段階によります。子どもの実態によりますが、基本的には「自立期」に向けて遊びを発達させるよう支援をすることが大切です。

 

段階を把握する

そのためには、今の段階を把握する必要が出てきます。

 

これは、各段階使うおもちゃを置いておき、自由に遊ばせるだけで、自然と「自分がやりたい=遊びの段階」が、ある程度わかります。

 そして大切なのは

  • 「子どもの段階の把握」
  • 「その段階の遊びを十分に積ませる」
  • 「少しずつ上の段階の遊びを取り入れて移行させる」

というステップを踏んでいくことです。

 

例えば、ごっこ遊びの段階から、ルール遊びに移行しようとすれば、「かくれんぼ」などの遊びが使われます。これは、みんなで遊ぶルール遊びでありながら、「鬼と子ども」の一対一で関わる遊びなので、比較的入りやすい遊びだからです。

 

このように遊びを少しずつ変えながら、子どもの発達を促していきます。

 

支援ポイント

一方で、療育や学童などでは、子どもの社会性を伸ばそうと、ボードゲームやアナログゲームなどの「ルール遊び」が推奨されることは多いです。

しかし、子どもの段階がルール遊び未満だとうまく発達を促すことは困難ですので、あくまで子どもの段階からスタートすることが重要になります。

 

また、生育歴に困難を抱えた子の中には、遊びの段階を抜かしている子がいます。

そのような子は、安心感のある支援者の元では「退行」して、一時的に下の段階の遊びに移行することがあります。

 

よく見られるのは、「感覚遊び」に戻る子です。感覚遊びは、心身の安心感にもつながりやすいので、よく戻ってしまうことがあります。

これは悪いことではなく、十分に積めなかった経験を取り戻そうとしているだけなので、まずは足りなかった段階の遊びを十分に経験すると、徐々に上の段階に戻っていきます。

 

このように、子どもによっては「育て直し」も必要なケースがあると覚えておくと良いでしょう。

 

遊びは、困難を抱えた子の支援の基本ですので、ぜひ子どもの段階を考えて取り組むことをお勧めします!

以上です(^ ^)

 

イベント情報

【こども発達支援認定トレーナーコース】

最新情報をチェックしよう!