認知機能を改善させる運動とは? 〜過去30年間の知見を分析から〜

認知機能を改善させる運動?

前回記事で、運動が認知機能に与える影響を研究した国際共同研究を紹介しました。

上の記事でも紹介した、筑波大学 紙上敬太准教授は、バーゼル大学(スイス) Sebastian Ludyga博士らの研究グループとともに、
「どのような種類の運動が認知機能を改善させるのか?」
という研究を発表しています。

紹介されている研究で分かった事は、以下です。

1、運動の種類は?

▶︎ 運動の種類に関わらず、習慣的な運動は認知機能を改善させる
▶︎ 有酸素トレーニングや筋力トレーニングよりも、コーディネーショントレーニングで効果が大きい

※コーディネーショントレーニング
→手足の協調運動、ボールドリブルなど身体や物のコントロールが求められる神経系のトレーニング

※コーディネーショントレーニングに注目した研究は、まだ数が少ないので、さらなる調査が必要

2、運動の期間は?

▶︎ 比較的長時間(60〜90分)の運動を長期間(22週以上)継続すると、その効果は有酸素運動や筋力トレーニングよりも、コーディネーショントレーニングよりも大きくなる

※短い時間、期間の運動でも効果はある


3、男女差は?

▶︎ 男性=徐々に強度を上げていくトレーニングが適している
▶︎ 女性=強度は上げない、低〜中強度のトレーニングが適している

4、年齢差は?

▶︎ 運動は、年齢に関わらず認知機能にプラスの効果を与える

※ほとんどの研究が、子どもか高齢者を対象とした研究なので、さらに調査する必要はある


過去 30 年間の知見から認知機能を改善させる運動を解明 ~運動の種類・時間、性別によって運動が認知機能に与える効果は変わる~

http://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/200401kamijo-1.pdf

最後に

まとめると以下になります。

 ▶︎ 有酸素運動、筋力トレーニングよりコーディネーショントレーニングが有効
 ▶︎長時間の運動を長期間行うことが効果を出すためには有効
 ▶︎男女で有効なトレーニングは異なる
 ▶︎年齢にかかわらずプラスの効果がある

今後の研究成果が待たれますが、例えばコーディネーショントレーニングは現場ではまだ一般的ではないため、個人でさらに調べてどのような運動なのか学んでいくことで、より深い発達支援が可能になります。

現場の人間は研究の成果を積極的に活用して、日々の支援の質をあげていきましょう!

以上、参考になれば幸いです(^ ^)


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