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講師ブログ

視覚優位と聴覚言語優位 〜得意を活かした支援を考える〜

得意を生かす 発達障害者支援において「得意を生かす」という言葉がよく使われます。 そして、発達障害者(特に自閉症の当事者)においては、 「『視覚優位』の人が多いので、視覚支援を意識しましょう」 と知っていて当たり前のように扱われます。   しかし、視覚優位、聴覚優位と一口に言っても、実際にどんな様子を指しているのか?どう活用できるのか?など細部まで知っている支援者は意外と少ないです。 今 […]

ディスレクシアの人には隠れた才能があるかもしれない 〜特徴的な仕事×支援方法〜

ディスレクシアとは? ディスレクシアとは、LD(学習障害)と呼ばれる発達障害の中で、「読むことに困難のある症状」のことを指します。 文字は、現代社会においては「読めて当然」という存在ですので、ディスレクシアを抱える人は、様々な場面で困り感を抱えてしまいます。   一方で、ディスレクシアを抱える人には、ある特定の能力が高い人が多いことが昔から知られています。 本日は、そんなディスレクシアに […]

子どもは「教師の魅力」をどう感じているのか? 〜6つの力と小中高の違い〜

教師の魅力 学校において多くの子どもは、魅力的な先生に担任をしてほしいと願っています。 もちろん先生もそれを理解しているので、面白い授業や学級経営を日々考え続けていますが、やはり「あの先生は当たり!」「今年はハズレだったわ」のような評価が存在することも事実です。 これには色々な要因がありますが、そもそも先生が「子どものニーズ」を把握していないことが原因にあるかもしれません。先生が一方的に良いと感じ […]

ICT機器の活用は、本当に子どもの学力を伸ばすのか?〜PISA調査の報告結果を特別支援教育の視点から考える〜

ICT機器の活用は、本当に子どもの学力を伸ばすのか? こんにちは!こども発達支援研究会です! 本日のテーマは「ICT機器の活用は、本当に子どもの学力を伸ばすのか?〜PISA調査の報告結果を特別支援教育の視点から考える〜」です。 近年、教育分野にICT機器の活用が進められています。これは、困難のある子の学習支援や生活の質を高めるために、大きな力となると言われています。 しかし、人々の思いとは裏腹にな […]

ASD(自閉症スペクトラム)の子に伝わる4つの指示の出し方

指示が伝わりにくい? 自閉症スペクトラム(=以下ASD)を抱える子は、 社会性の困難 こだわり行動(感覚の困難を含む) と言う特性があります。(DSM-5による)また、それ以外にも様々な特性をもっているケースが多く、0〜100まで連続しているというイメージで「スペクトラム(=連続体)」の言葉が使われています。 「社会性の困難」と言う言葉は、周囲の大人一方的な見方であり、賛否両論ではありますが、支援 […]

発達障害とは何か? 〜法律に基づく3つの特徴〜

自分も発達障害?  最近は、「発達障害」という言葉がメディアを通じて、日常会話でも使われるくらい一般的に広まってきました。数年前は考えられないような状態です。しかし、広まった結果、「あいつは発達障害だ!」という一方的な決めつけが起きたり、「自分はもしかして発達障害ではないか?」と疑心暗鬼になってしまう人も出てきました。  この記事では、「発達障害とは何か?」ということを説明して、正しい理解を周知し […]

特別支援教育が大切な理由 〜発達障害×グレーゾーン〜

なぜ特別支援教育が重要なのか?  現在、教育現場・療育現場では「特別支援教育」の重要性が高まっています。しかし、特別支援教育とはそもそも何なのか、ということを最初に紹介します。  まず皆さんは「特別な支援が必要な子」と聞いてどのような子を想像するでしょうか?とある講演会でこの質問をすると、 「発達障害のある子」 「家庭環境が良くない子」 「教室で授業に参加できない子」 など色々な意見が出ました。 […]

注意力とは何か?〜4つの注意機能から支援を考える〜

注意力とは? 発達障害の分野ですと「注意」という言葉は、ADHD(注意欠如多動症)という言葉が思い出せると思います。 注意機能は、実は様々な脳機能の土台となっており、認知症や高次機能障害などリハビリテーションの分野では、よく扱われるテーマです。   発達障害と同じく、脳機能に関連する疾患なので、高次機能障害で扱われる「注意機能」の話は、発達障害者支援でも有効な面は多いので、今回は「注意」 […]

多動衝動性の強いADHD症状がある子を育てる時のコツ

困ってしまう子 言うことを聞いてくれない 喧嘩をする 周りと一緒に動けない などの多動・衝動が強い「やんちゃ君・やんちゃ姫」な子どもたちには困ってしまうことが多いです。 最近は、ADHDという症状が理由の一つであることは知られてきていますが、結局どう育てていけばいいのかわからない、という親御さん、先生は多いです。 ここでは、多動・衝動性が強い子を育てる時の考え方を紹介します。 我慢する機能が3年遅 […]

ワーキングメモリとは何か? 〜記憶の役割×発達障害×支援方法〜

記憶の困難 発達の困難を抱える子の中には、 「片付けが苦手」 「計画的に物事を進めることが苦手」 「料理は得意じゃない」 という行動が見られる人がいます。   このような、行動が見られる子には「ワーキングメモリ」と呼ばれる記憶の力に課題があるかもしれません。 今回は、この「ワーキングメモリ」について紹介していきます。   ワーキングメモリとは?   ワーキングメモリとは、 「作業をする時に、必要な […]

着席時の姿勢が悪い子どもへの4つの対応

姿勢が悪い子 子どもたちは、療育や授業など様々な場面で席につくことを求められます。 しかし、椅子にもたれかかったり、突っ伏してしまったり、片膝を立てたり・・・と、姿勢が悪いとつい「ちゃんと座りなさい!」と言いたくなります。   しかし、声をかけ一瞬よくなっても、すぐに元通り、姿勢が改善する様子は見られません。   一体どうアプローチすればいいのでしょう? 以下で4つの基本的なアプローチを紹介します […]

距離感が近い子にどう教える?  〜2つの原因と4つの対応〜

距離感が近い子 隣の子との距離感が近い、近くの子にベタベタ触るなど、適切に距離感をとるのが苦手な子がいます。 距離感の近さは、 友達とぶつかってトラブルになる 近いと嫌な子に避けられる 男の子は、女の子との距離感を間違えると警察沙汰になる など、色々な出来事に発展しますので、「体が大きくなっても同じだと困る!」という親御さん、先生もいると思います。 それを防ぐためにも、子どものうちに適切な距離感を […]

服へのこだわりが強い子への対応

服へのこだわり 発達に困難のある子の中には、自分が着る服にこだわってしまう子がいます。   大好きなキャラクターが描いてある場合もありますし、感覚の過敏性があり、服の素材にこだわっている場合もあります。 反対に、触覚に鈍感性がある子(低反応の子)の中には、寒さに気づかないことで薄着にこだわって、風邪を引いてしまう子もいます。   今回は、このような「服へのこだわりがある子」に、どう対応して行くのか […]

遊びながら「話を聞く力」を育てる考え方と3つの遊び

話を聞く力   子どもに身に付けて欲しい力は多々ありますが、「話を聞く力は特に大切!」という人はいると思います。先生の話に集中してくれれば、活動・授業もスムーズですし、友達の意見を真剣に聞ける子が増えると、子ども同士の交流が活発になります。   しかし、大人の思いとは裏腹に「話を聞く」ことが苦手な子はいますし、特に、発達に困難のある子は苦手なケースが多いです。   なぜ話を聞けない? 「話を聞く」 […]

ADHDの子は勉強をする時に体を動かす必要がある

ADHD論文   面白い論文を見つけたので紹介します。 「ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供は、学習するときに体を動かす必要がある」 https://today.ucf.edu/kids-with-adhd-must-squirm-to-learn/(原文)   アメリカのセントラルフロリダ大学の研究で、ADHDの子は学習する際に体を動かした方が学習が進むことを研究結果で紹介しました。 そして […]

暴言が多い子への支援方法

暴言を吐いてしまう子 困難を抱えた子の中には、「死ね!」「うざい!」「きもい!」と望ましくない言葉を日常的に使ってしまう子がいます。 「そんな言葉を使ってはいけません!」 「相手の気持ちを考えなさい!」 と必死に注意しますが、直りません。口が悪いと対人関係でトラブルが多くなるので、将来が心配になります。   このような暴言の多い子への対応の一例を紹介します(^ ^)   マイナス感情の言葉を教える […]

読みに困難のある子への4つの支援方法

ディスレクシア(読字障害)   知的能力には問題がないはずなのに、文字の読み書きが苦手になってしまうディスレクシア(発達性読み書き障害)という症状があります。一般人の人には普通に読める文章でも、ディスレクシアの人は読むのに時間がかかってしまったり、スラスラ音読できないなどの行動が見られます。   読むことが苦手なため、当然書く」ことにも影響が出てしまいます。よって、「発達性読み書き障害」と呼ばれる […]

同時に考える力と順番に考える力 〜同時処理と継次処理〜

人には得意不得意がある   片付けるのが得意な人、苦手な人 作文が得意な人、苦手な人 地図を読むのが得意な人、苦手な人   どんな人にも得意不得意があります。 これには色々な要因がありますが、脳の情報処理のタイプで決まることが多いです。   自分の脳のタイプを把握すると、苦手なことも解決策が見つかるかもしれません(^ ^) そんな脳のタイプの中から今回は、同時処理と継時処理について紹介します!   […]

こだわり行動がある子への対応 〜ASD(自閉症スペクトラム)の子のアプローチの方向性を考える〜

自閉症のこだわり行動 自閉症を抱える子には、 時刻表をずっと読んでいる 国旗をすべて暗記する ミニカーを一列に並べる など、特的のものに強い興味・関心を示す「こだわり行動」という症状があります。   「好きなものがあるのは良いけど、別のものにも興味をもって欲しいな〜」と思う親御さんも多く、別の遊びに誘ってみても、なかなか興味をもってくれないケースも多いです。   今回は、このような「こだわり行動」 […]

視覚優位と聴覚優位について

視覚優位と聴覚言語優位 発達障害者支援において「得意を生かす」という言葉がよく使われます。   そして、発達障害者(特に自閉症の当事者)においては、 「『視覚優位』の人が多いので、視覚支援を意識しましょう」 と知っていて当たり前のように扱われます。   しかし、視覚優位、聴覚優位と一口に言っても、実際にどんな様子を指しているのか?どう活用できるのか?など細部まで知っている支援者は意外と少ないです。 […]