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療育

「ご褒美に頼ってはいけない!」という言葉は要注意? 〜ADHD×報酬系機能の障害〜

ご褒美を使ってはダメ? 子育て本や教師向けの専門書には、「子どもはご褒美を使ってはいけません。ご褒美を設定すると、ご褒美のために動いてしまう。子どもが自発的にやる気を出すので、それを生かすことが大切なのです」というように、ご褒美否定説を紹介している本は多いです。 一方で、現場で子どもを見ていると、うまくいく子もいる一方で、 ▶︎ 自発的な活動が少ない子▶︎ やる気を生か […]

記憶からADHDの行動を考える 〜注意散漫×計画性×発想力〜

ADHDと記憶 今回は「記憶」という脳機能からADHDの行動を考えます。   ADHDの研究は現在も世界中で進んでいますが、まだまだ未解明のことも多いです。 そんな中、今回は記憶の基本的な機能の説明に加えて、 ADHDはなぜ注意散漫なのか? ADHDはなぜ計画性がないと言われるのか? ADHDは、なぜ発想力が豊かだと言われるのか? というテーマで紹介します。    前頭前野の記 […]

ふりかえり<第6回こども発達支援研修会>

第6回こども発達支援研修会 5月3日に第6回こども発達支援研修会を開催しました。 前日の第5回に引き続きZOOMで100名の参加者の方々が来てくれました! ありがとうございました(^ ^) 満足度 今回の満足度は、満足82%、やや満足18%だったので、満足度は 100% でした! まだまだ拙い会でしたが、このように評価していただけれ大変嬉しいです(^ ^) なお、オンライン開催でのアンケート回収率 […]

「優しさ」はどう教える? 〜共感より◯◯が大事!〜

優しい人になって欲しい? 大人は「優しい人に育って欲しい!」と思い、子供に様々なアプローチをしますが、なかなか思った通りには育ってくれません。     心ない言葉や汚い言葉、アニメの影響で「ぶっ殺す!」なんて言葉が出た時には、つい叱ってしまうこともあります。 思い通りにならないのが子供という存在と言えますが、一体どうすれば優しく、思いやりのある行動を教えることができるのでしょう […]

叱ることの4つのデメリット 〜行動科学の視点から〜

褒める?叱る? 「私は子どもを褒めて育てたいです!」 「いや、叱ることも大切です!」   という、褒めるか叱るかは常に話題になりますが、今回は、「叱ることの4つのデメリット」を紹介します。   抑えておくこと <前提①> この叱るか褒めるか?を考える時に大切なことは、「子どもとの信頼関係」です。  なぜなら、信頼関係があれば、褒めても叱っても大人の意図が伝わり、子ども […]

支援における「遊びの発達段階」を考える

遊びの発達段階とは? 発達支援において「遊び」は重要なテーマです。 「遊び」の中で、子どもたちは様々な力を身につけていきますので、今回は「遊びの発達段階」について紹介します(^ ^)     子どもは生まれてから発達段階に沿って遊びも成長していきます。 1、愛着形成期(養育者と子どもで関わりながら遊ぶ段階) 2、感覚遊び期(ガラガラ:聴覚、メリーゴーランド:視覚、たかいたかい: […]

視覚優位と聴覚言語優位 〜得意を活かした支援を考える〜

得意を生かす 発達障害者支援において「得意を生かす」という言葉がよく使われます。 そして、発達障害者(特に自閉症の当事者)においては、 「『視覚優位』の人が多いので、視覚支援を意識しましょう」 と知っていて当たり前のように扱われます。   しかし、視覚優位、聴覚優位と一口に言っても、実際にどんな様子を指しているのか?どう活用できるのか?など細部まで知っている支援者は意外と少ないです。 今 […]

ディスレクシアの人には隠れた才能があるかもしれない 〜特徴的な仕事×支援方法〜

ディスレクシアとは? ディスレクシアとは、LD(学習障害)と呼ばれる発達障害の中で、「読むことに困難のある症状」のことを指します。 文字は、現代社会においては「読めて当然」という存在ですので、ディスレクシアを抱える人は、様々な場面で困り感を抱えてしまいます。   一方で、ディスレクシアを抱える人には、ある特定の能力が高い人が多いことが昔から知られています。 本日は、そんなディスレクシアに […]

ASD(自閉症スペクトラム)の子に伝わる4つの指示の出し方

指示が伝わりにくい? 自閉症スペクトラム(=以下ASD)を抱える子は、 社会性の困難 こだわり行動(感覚の困難を含む) と言う特性があります。(DSM-5による)また、それ以外にも様々な特性をもっているケースが多く、0〜100まで連続しているというイメージで「スペクトラム(=連続体)」の言葉が使われています。 「社会性の困難」と言う言葉は、周囲の大人一方的な見方であり、賛否両論ではありますが、支援 […]

多動衝動性の強いADHD症状がある子を育てる時のコツ

困ってしまう子 言うことを聞いてくれない 喧嘩をする 周りと一緒に動けない などの多動・衝動が強い「やんちゃ君・やんちゃ姫」な子どもたちには困ってしまうことが多いです。 最近は、ADHDという症状が理由の一つであることは知られてきていますが、結局どう育てていけばいいのかわからない、という親御さん、先生は多いです。 ここでは、多動・衝動性が強い子を育てる時の考え方を紹介します。 我慢する機能が3年遅 […]

第4回発達支援研修会を開催して 〜Q&A、アンケート、宣伝〜

第4回発達支援研修会開催   本日、研修会を開催致しました。 コロナウイルスの影響により、途中から切り替えたオンライン開催だったので、会のメンバーも試行錯誤の連続でしたが、参加者の皆様のご協力もあり、無事終えることができました。   最終的な参加者は56名となり、学びの場を求めている方が多いことを実感しました。 放デイや児発などの福祉施設に勤務する方々や教員の方々だけでなく、全国から学生さんや保護 […]

距離感が近い子にどう教える?  〜2つの原因と4つの対応〜

距離感が近い子 隣の子との距離感が近い、近くの子にベタベタ触るなど、適切に距離感をとるのが苦手な子がいます。   距離感の近さは、  ▶︎ 友達とぶつかってトラブルになる ▶︎ 近いと嫌な子に避けられる ▶︎ 男の子は、女の子との距離感を間違えると警察沙汰になる など、色々な出来事に発展しますので、「体が大きくなっても同じだと困る!」という親御さん、先生も […]

服へのこだわりが強い子への対応

服へのこだわり 発達に困難のある子の中には、自分が着る服にこだわってしまう子がいます。   大好きなキャラクターが描いてある場合もありますし、感覚の過敏性があり、服の素材にこだわっている場合もあります。 反対に、触覚に鈍感性がある子(低反応の子)の中には、寒さに気づかないことで薄着にこだわって、風邪を引いてしまう子もいます。   今回は、このような「服へのこだわりがある子」に、どう対応して行くのか […]

遊びながら「話を聞く力」を育てる 〜考え方と3つの遊び〜

話を聞く力 子どもに身に付けて欲しい力は多々ありますが、「話を聞く力は特に大切!」という人はいると思います。先生の話に集中してくれれば、活動・授業もスムーズですし、友達の意見を真剣に聞ける子が増えると、子ども同士の交流が活発になります。   しかし、大人の思いとは裏腹に「話を聞く」ことが苦手な子はいますし、特に、発達に困難のある子は苦手なケースが多いです。   なぜ話を聞けない? 「話を聞く」とい […]

暴言が多い子への支援方法

暴言を吐いてしまう子 困難を抱えた子の中には、「死ね!」「うざい!」「きもい!」と望ましくない言葉を日常的に使ってしまう子がいます。 「そんな言葉を使ってはいけません!」「相手の気持ちを考えなさい!」 必死に注意しますが、直りません。口が悪いと対人関係でトラブルが多くなるので、将来が心配になります。 このような暴言の多い子への対応の一例を紹介します。 マイナス感情の言葉を教える 前提として、暴言を […]

視覚優位と聴覚優位について

視覚優位と聴覚言語優位 発達障害者支援において「得意を生かす」という言葉がよく使われます。   そして、発達障害者(特に自閉症の当事者)においては、 「『視覚優位』の人が多いので、視覚支援を意識しましょう」 と知っていて当たり前のように扱われます。   しかし、視覚優位、聴覚優位と一口に言っても、実際にどんな様子を指しているのか?どう活用できるのか?など細部まで知っている支援者は意外と少ないです。 […]

LDの子は見捨てられてきた? 〜学習支援と対人スキルの関係性〜

  発達障害者支援において、学習支援は取り扱われることは少ないです。  ▶︎ 対人関係スキル ▶︎ 日常生活スキル ▶︎ 職業スキル このような、生活に密着したスキルの方が重要だという認識が一般的だからです。 また、  ▶︎ 「最低限の読み書き計算ができればよい」 ▶︎ 「勉強なんて社会に出ても役に立たない」 そう考えて学習を重 […]